MAGAZINE/戦う学生たち

「他人に追従する気楽さ」を捨て、起業の世界へ。廃棄野菜×ファンタジーで現実世界に「冒険者ギルド」を創る彼の当事者意識。#SDR28-0235

2026.10.06

学生プロフィール

県立広島大学2年、広島県福山市出身。

3人兄弟の末っ子として育ち、小中学時代は周囲に追従し、自分から動けない「受動的な自分」にモヤモヤを抱えていた。高校時代、恩師から環境を変える重要性を教わり、陸上部やボランティア、アイデアコンテストに奔走。恩師から「起業に向いている」と言われたことや、VTuberグループ「にじさんじ」の社長が仲間と楽しむ姿に強烈に憧れ、起業を決意する。

現在は、自身のロマンであるファンタジーの世界観と廃棄野菜の課題解決を掛け合わせ、現実世界に「冒険者ギルド」を創る事業化に挑戦。収益化というシビアな壁に直面しながらも、人が進化するコミュニティの創出に全力で挑んでいる。


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かつて、周囲の友人に追従し、「自分から主体的に動けないこと」に静かな焦りとモヤモヤを抱えていた少年がいた。彼は、与えられた環境の中で過ごす自分を「まだ自我が芽生えていない準備期間」と称し、殻を破る機会を窺っていた。

現在の彼は、県立広島大学の2年生でありながら、廃棄野菜の課題解決とファンタジーの世界観を融合させ、現実世界に「冒険者ギルド」を創り出すという前代未聞の事業化に情熱を燃やしている。小林颯。VTuber事務所のトップが仲間と熱狂する姿に強烈な憧れを抱き、受動的だった過去を捨て去って「自分が一番楽しむリーダー」へと変貌を遂げた彼の、泥臭くも圧倒的な意思決定のドラマに迫る。

【学生時代に成したいこと】

彼が今、大学生活のすべてを賭けて成し遂げたいのは、「『クエストボード』や『鑑定』といったファンタジーのロマンを現実世界に実装し、誰もが夢や野望を持って進化できる『冒険者ギルド』のコミュニティを広島に創り上げること」だ。

周囲の学生がサークル活動や安定した就職に向けたレールを歩む中、彼はあえて農家で目にした「廃棄される巨大な野菜の葉」というフードロス問題と自身の大好きなファンタジーを掛け合わせ、未踏の事業領域を自らの手で切り拓く道を選び取った。

【その道を自らの意志で選んだ理由】

なぜ、彼は一般的な学生生活ではなく、ファンタジーという一見非現実的な事業化へと向かったのか。それは、高校時代にVTuberグループ「にじさんじ」の社長がライバーたちと本気で楽しむ姿を見た際、「自分がトップとして圧倒的に楽しみながら仕組みを創り出せば、周囲の人間も巻き込まれ、社会はもっと面白い熱狂に包まれるはずだ」と確信したからだ。

単なる消費者としてエンタメを楽しむだけでなく、自らが環境を構築し、人々のポテンシャルを最大化させる熱源となるべく、彼は起業という手段を取らざるを得なかったのだ。


【原体験における共鳴ポイント】

彼の意思決定の背骨にあるのは、小中学生時代の「受動的な自分への悔しさ」と、高校時代の「環境を変える成功体験」だ。

かつての彼は、自分から調べたり行動したりすることができず、常に誰かの後ろをついて歩く自分に強烈な歯がゆさを感じていた。しかし高校時代、子供嫌いを克服したボランティア活動や、恩師の助言で「勉強する友人と場所を共有する」という環境構築を行ったことで、成績も行動力も劇的に変化した。

「自ら環境を創り出せば、人間はいくらでも変われる」

この強烈な成功体験と、恩師からの「起業に向いている」という言葉が、彼の中に眠っていた「自分も面白いことを仕掛ける側に立ちたい」という渇望に火をつけ、事業創出というガソリンへと変換された。


【覚悟が定まった瞬間】

“起業に興味を持つ一人の学生”から、“ロマンを追求する事業家”へと完全に腹を括った転機は、大学に入り、農家で捨てられるはずの野菜の葉を見たあの瞬間だ。

「このもったいない現状を、自分の好きなファンタジーの力で解決できないか」

ただの空想だった「冒険者ギルド」の構想が、フードロス解決という社会課題と結びついた時、彼の覚悟は決まった。

「自分のロマンを押し殺して無難に生きるのではなく、自分の好きな領域で社会に価値を提供する」

自らの強みとリソースを一点に集中させた時、彼の挑戦は後戻りできないものへと昇華された。

【捨てたもの】

彼がこの挑戦のために手放したものは、「誰かが用意した環境に追従する気楽さ」と「失敗を恐れて何もしない安全地帯」だ。

ただの学生として、与えられた課題だけをこなす方が圧倒的に楽だったはずだ。しかし彼は、その身軽さを重く捨て去り、あえて「誰もやったことのないファンタジー事業の収益化」という、正解のない大人のビジネスの壁へと自ら足を踏み入れたのだ。


【意思決定の軸】

「ロマンを現実に変え、人が進化する環境を創る」

自らが心から面白いと思える世界観を追求し、そこに集う人々が新たな方向へ変化し成長していく。その熱量のエコシステムを構築することこそが、彼の道を切り拓く不変の規範である。


【現在の挑戦】

現在、彼が直面している最大の壁は、「ファンタジーという圧倒的なロマン」と「事業としての収益化・適正価格での販売」という二重のジレンマだ。

世界観を作り込むだけでは自己満足で終わってしまう。いかにして廃棄野菜を活用した商品を適正価格で流通させ、ビジネスとして持続可能な形で世に出していくか。夢物語を現実の数字に落とし込むというシビアなマーケティングの壁に、彼は泥臭くぶつかり続けている。


【誰に、何を返したいか】

彼が一番に到達したい理想、それは「自分が創り上げたギルド(コミュニティ)を通して、関わった人々が『小林の事業のおかげで自分の人生が面白く進化した』と笑い合う未来」だ。

恩師が自分を変えてくれたように、今度は自分が環境を創り、誰かの可能性を引き出していく。自らが心から楽しむ背中を見せ続けることで、彼は社会と未来の仲間たちへ特大の恩返しを果たそうとしている。

この学生に会いたい!応援したい!!

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