MAGAZINE/戦う学生たち

「大人への依存とグレーゾーンの孤独」を捨てて。人間関係の摩擦をなくすプロダクト開発へ挑む亀田山瑚が、誰も苦しまない社会を創る理由。#SDR28-0234

2026.10.08

学生プロフィール

埼玉県さいたま市出身。

幼少期は一匹狼気質で、中学時代は顧問との衝突から部活を辞め、月に数回学校を休む「グレーゾーン」の孤独を経験。親や教師に頼れず、オンラインゲームのチャットに居場所を見出す。

中学時代に授業として参加し、高校時代には有志団体での活動を進めた「哲学対話」や制服選択制導入の活動を通じ、生徒主体で組織を変えられることを知り、受動的な姿勢から能動的なリーダーへと覚醒。現在は、人間関係や恋愛の摩擦を属人的なスキルではなく、AIやテクノロジーを用いたツールで解決するプロダクト開発に挑戦中。先輩たちが社会に出て志を失う姿に強い危機感を抱き、自らの志を維持しながら発信し続けられるよう事業化の壁に挑む。ビジョンには「誰も人間関係で苦しまない社会」を掲げている。


「誰も人間関係の摩擦で苦しまない社会を」 孤独だったグレーゾーンの過去と受動的な自分を捨て、プロダクト開発で持続可能な解決に挑む圧倒的な当事者意識とプロフェッショナリズム。

かつて、部活の顧問と意見が合わずにサッカー部を辞め、月に数回学校を休み、遠くの駅でただぼんやりと過ごす「グレーゾーン」の時期を過ごした人がいた。親にも教師にも本音を打ち明けられず、唯一の居場所は顔も知らない大人たちと繋がるオンラインゲームのチャットだけだった。しかし現在の亀田さんは、人間関係や恋愛におけるコミュニケーションの摩擦を、AIなどのテクノロジーを用いて解決するプロダクト開発の最前線に立っている。自らが味わった孤独と大人への不信感を「誰も苦しまない社会を創る」という圧倒的な使命へと変換し、属人的なコミュニティ運営の限界を超えて、持続可能な事業を創り出す亀田さんの意思決定のドラマに迫る。

【学生時代に成したいこと】

亀田さんが今、学生生活を賭けて成し遂げたいのは、「個人のコミュニケーション能力や属人的な努力に依存せず、誰もが人間関係の摩擦を乗り越えられる持続可能なプロダクトを社会に実装すること」だ。

周囲の学生が既存のサークル活動や一時的なコミュニティ運営に満足する中、亀田さんはあえてそれらの「維持コストと限界」を見据え、診断ツールやワークショップ、交流用デバイスといったテクノロジーを用いた根本的な課題解決と、その収益化というハードなビジネスの道を選び取った。

【その道を自らの意志で選んだ理由】

なぜ、亀田さんは温かいコミュニティを築くだけでなく、ツールやシステムという冷徹にも見えるプロダクト開発に向かったのか。それは、過去のコミュニティ運営で属人性の限界に直面した際、「現状の場づくりを尊重しつつも、仕組みやツールとして落とし込めば、より多くの人の人間関係の苦しみを永続的に救うことができる」と確信したからだ。

一過性の居場所を提供するだけでは、根本的なコミュニケーションの摩擦は消えない。誰もが自分のビジョンを阻害されずに生きられるエコシステムを創るため、亀田さんは自ら技術とビジネスの掛け合わせへと向かわざるを得なかった。


【原体験における共鳴ポイント】

亀田さんの意思決定の背骨にあるのは、中学時代の「グレーゾーンでの孤独」と「ネット空間での受容」だ。

理不尽な部活のルールや大人への違和感を抱え、不登校一歩手前の状態にあった中学時代。亀田さんは現実世界で誰にも本音を言えず、オンラインゲームのチャットで年齢の離れた見知らぬ人々と交流することで、初めて「自分を認められる感覚」を得た。

「現実の人間関係の摩擦が、いかに人の可能性や気力を奪うか」

この強烈な原体験が、人間関係で苦しむ人をゼロにしたいという、亀田さんの底知れぬガソリンとなっている。


【覚悟が定まった瞬間】

“社会に違和感を持つ孤独な学生”から、“社会に訴え、変革、行動を起こす能動的なリーダー”へと完全に腹を括った転機は、中学時代から参加し、有志団体にも加入した「哲学対話」で、学校と対等に渡り合う同世代の姿を目の当たりにしたあの瞬間だ。

制服の選択制導入など、ジェンダーやセクシャリティの課題に対して、学校という巨大な組織を生徒主体で動かせる事実を知った。

「与えられた環境で嘆くのではなく、自分たちで仕組みを変えられる」

この衝撃が、亀田さんの内側にあった受動的な諦めを完全に破壊し、社会に対して自らアクションを起こす覚悟が揺るぎないものへと昇華された。

【捨てたもの】

亀田さんがこの挑戦のために手放したものは、「属人的な優しさに依存するコミュニティ」と「志を失って小さくまとまる大人の生き方」だ。

亀田さんは、社会に出て「小さくなっていく」先輩たちの姿を見て強烈な悔しさと危機感を抱いた。だからこそ、一時的な情熱や個人のスキルに依存する安全なコミュニティ運営を捨て去り、結果と持続可能性がシビアに問われる「プロダクト開発と収益化」という茨の道を選び取ったのだ。


【意思決定の軸】

「人間関係の摩擦をなくし、誰もがビジョンを叶えられる手段を創る」

他者の目や一時的な感情に流されるのではなく、自らのミッションを具現化し、社会の痛みを根本から取り除くこと。それが亀田さんの行動を貫く不変の規範である。


【現在の挑戦】

現在、亀田さんが直面している最大の壁は、「社会課題解決の理想」と「プロダクトの収益化・事業化」という二重のジレンマだ。

開発フェーズからビジネスフェーズへと移行する中で、いかにしてこのツールを社会に価値あるものとして定着させ、利益を生み出しながら持続させるか。燃え尽きることなく自己をコントロールしながら、亀田さんは「誰も苦しまない社会」と「ビジネスとしての成立」という高いハードルに泥臭く挑み続けている。


【誰に、何を返したいか】

亀田さんが一番に到達したい理想、それは「自分が年を重ねた時、多くの人が『あなたのおかげで救われた』と会いに来てくれる未来」だ。

亀田さんが欲しいのは一時的な名声ではない。自分が生み出したツールやプロダクトによって、世界中の人間関係の摩擦が少しでも減り、誰もが自分のやりたいことを自由に選択できる平和な社会を残すこと。過去の孤独だった自分自身を救うかのように、亀田さんは社会全体へ特大の恩返しを果たそうとしている。

この学生に会いたい!応援したい!!

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