MAGAZINE/戦う学生たち

「点数という既存の評価軸」を捨て、個人の才能を可視化する事業へ。孤独と挫折を知る彼が、非認知能力を測るツール開発で誰もが輝ける社会を創る理由。#SDR28-0232

2026.10.07

学生プロフィール

桃山学院大学ビジネスデザイン学部、滋賀県出身。

幼少期は厳格な家庭で育ち、小学時代は教師の指導に納得がいかず衝突するような、論理的で早熟な一面を持つ。小4の恩師の「賢い頭を使え」という言葉で思考が深化し、中学まで野球のクラブチームに心血を注ぐ。高1の秋に野球を辞めたことでアイデンティティを喪失するが、通信制高校での多様な出会いを通じて「他者を受容する器」を獲得。

現在は学生団体「C-lavy」の共同代表として、点数や偏差値では測れない「非認知能力」を可視化するツール開発に挑む。孤独な葛藤を抱えながらも、誰もが才能を発揮できる社会と、価値観を共有できる「真の仲間」を探し求めている。


「自分の正しさだけで完結する孤独」を捨てて。野球の挫折と多様性の受容を経て、誰もが隠れた才能を発揮できる社会を創る圧倒的な当事者意識とプロフェッショナリズム。

かつて、教師の曖昧な指導に納得がいかず、論理の刃を振りかざして大人たちと真っ向から衝突する「早熟で生意気な少年」がいた。一方で、小学4年から高校1年まで野球にすべての青春を捧げ、ストイックに自主練に打ち込む熱い顔も併せ持っていた。

現在の彼は、桃山学院大学で学びながら、学生団体「C-lavy」の共同代表を務め、、人の隠れた才能を引き出すツール開発に本気で取り組んでいる。野球というアイデンティティの喪失や、周囲と価値観が合わない孤独を乗り越え、「誰もが才能を証明できる社会」を創るためにビジネスの最前線に立つ彼の、泥臭くも圧倒的な意思決定のドラマに迫る。

【学生時代に成したいこと】

彼が今、大学生活のすべてを賭けて成し遂げたいのは、「偏差値やテストの点数というこれまでの評価軸を尊重しつつ、新たに非認知能力を可視化する指標(ツール)を開発して、すべての人が自分だけの才能を発揮できる社会を実装すること」だ。

周囲の学生が単位取得や将来の安定を見据えた就職活動に向かう中、彼はあえて学生団体の共同代表という重責を担い、メンバーのマネジメントから広報、イベント企画、ツール開発まで、膨大な実務と社会課題の解決に真正面から飛び込む道を選び取った。

【その道を自らの意志で選んだ理由】

なぜ、彼は既存のレールに乗るのではなく、自らツールを開発するという険しい事業化へ向かったのか。それは、多くの人が周囲から「向いていない」と勝手なレッテルを貼られて才能を潰されている現状に対し、「自分が仕組みを創り、個人の見えない強みを可視化できれば、彼らはもっと自由に自己選択ができ、社会全体のポテンシャルを最大化できる」と確信したからだ。

「せっかくの才能が発揮されないのはもったいない」

現状の教育や評価制度への強い違和感を傍観するのではなく、自らが先頭に立って新しい評価軸を創り出すべく、彼は立ち上がらざるを得なかった。


【原体験における共鳴ポイント】

彼の意思決定の背骨にあるのは、幼少期の「大人との衝突と恩師の言葉」、そして高校時代の「野球の挫折と多様性への気づき」だ。

小学生の頃、彼は理不尽なルールに納得できず、時に大人を「論破」しようとする尖った子供だった。だが、小4の時に教頭先生から「その賢い頭をうまく使えば、もっと違う視点を持てるはずだ」と諭されたことで、単なる反発ではなく「論理で物事を良くする」ことへと思考が転換した。

さらに高1の秋、人生のすべてだった野球を辞めるという大きな喪失を経験。ゼロからアイデンティティを再構築する中、通信制高校で多様な背景を持つ人々と出会った。

「自分の論理が全てではない。理解できない他者も受け入れる器が必要だ」

この強烈な挫折と受容の経験が、現在の「多様な才能を認める社会を創る」という彼の信念を形作っている。


【覚悟が定まった瞬間】

“社会に不満を持つ一人の学生”から、“社会を変革する共同代表”へと腹を括った転機は、大学進学にあたり「個人の力の限界」を痛感し、組織運営を学ぶために経営(ビジネスデザイン)の道を選んだあの瞬間だ。

「自分一人の能力がいかに高くても、社会を変えるような大きなことは成し遂げられない」

彼は自身の完璧主義やエゴを潔く捨て去った。理屈や論理だけでは人は動かないという過去の痛みを胸に、「多くの人を巻き込み、チームの力で社会課題を解決する」と決断。仲間を集めて学生団体を立ち上げた時、彼の覚悟は後戻りできないものへと昇華された。

【捨てたもの】

彼がこの挑戦のために手放したものは、「自分の正しさだけで完結する孤独な世界」と「他者との衝突を避けて生きる気楽な学生生活」だ。

一人で論理を振りかざし、「自分は賢い」と自己満足に浸る方が圧倒的に楽だった。しかし彼は、その孤独なプライドを重く捨て去った。他者と深く関わり、時には価値観の違いに苦しみながらも、チームとして結果を出すというシビアな大人の世界へと自ら足を踏み入れたのだ。


【意思決定の軸】

「まだ見ぬ選択肢に触れ、自分の心が『面白い』と躍る方へ」

既存の枠組みにとらわれず、自分も他者もまだ経験したことのない未知の領域へ挑む。その合理的な探求心こそが、彼の道を切り拓く不変の規範である。


【現在の挑戦】

現在、彼が直面している最大の壁は、「社会を変えたいという強烈な理想」と「同じ熱量で語り合える同じ熱量で語り合える『真の仲間』をさら増やしていく模索」という二重のジレンマだ。

非認知能力を可視化するという壮大なビジョンに向かって走る一方で、彼の高い論理性と完璧主義的な熱量に完全についてこられる存在は少なく、時に寂しさを抱えている。しかし彼は、その孤独をガソリンに変え、「自分と同じように価値観で苦しむ人を減らすため」に、泥臭くツールの開発と組織の拡大に立ち向かっている。


【誰に、何を返したいか】

彼が一番に到達したい理想、それは「人々が他人の評価に縛られず、自分の意志で人生を選択し、本来の才能を爆発させている空間を創り出すこと」だ。

「あなたの考え方のおかげで、私の人生が変わりました」

自らが開発したツールや価値観に触れた人々から、その言葉をかけられた時、彼の挑戦は真の成功を迎える。自らが孤独の中で見つけた「受容の器」を社会全体へ広げることで、彼は未来の仲間たちへ特大の恩返しを果たそうとしている。

この学生に会いたい!応援したい!!

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